一条の縄に託される乱れ泣きと、企業秘書課OLの秘められた情熱を綴る2話 猟奇荘奇譚1

猟奇荘奇譚1

レビュアー視点:「猟奇荘奇譚1」の印象
縄——本作の第一話は、その一条にすべてを託すところから始まります。アヴァが2008年5月1日に公開した『猟奇荘奇譚1』は、タイトルどおり「奇譚」を並べる構成のSM作品で、収録は2話。

第一話「淫縄はぐれ念仏」は、愛と欲のすべてを一条の縄に託す乱れ泣き・淫ら泣きを主題に据えています。第二話「牝の吠え尻」は舞台を変え、某一流企業の秘書課に勤めるOLの秘められた情熱を追う一編です。

緊縛そのものの見せ方と、身分の高い立場にある人物が崩れていく落差——毛色の違う2つの筋を1本にまとめた作りになっています。

「猟奇荘奇譚1」の基本情報

タイトル
猟奇荘奇譚1
配信日
2008年05月01日
メーカー
アヴァ
ジャンル
SM
緊縛SM・短篇2話

猟奇荘奇譚1の強みは以下の3点です。

  • 一条の縄だけで責め切る緊縛の素直な作り
  • 乱れ泣き・淫ら泣きという情緒側への力点
  • 縄の話と変身譚という毛色の違う2話が入っている

こんな人におすすめ:緊縛の掛け方と締め方そのものを見たい人、泣き顔や崩れていく反応を重視する人、肩書きが剥がれていく展開を好む人

「猟奇荘奇譚1」を観る前に知っておきたいポイント

  • 第一話「淫縄はぐれ念仏」と第二話「牝の吠え尻」を収めた、2話構成のSM作品
  • 第一話は愛と欲のすべてを一条の縄に託す、緊縛の掛け方と締め方で責め切る作り
  • 乱れ泣き・淫ら泣きと表現される、崩れていく反応に力点が置かれている
  • 第二話は某一流企業秘書課に勤めるOLの、秘められた情熱を追う一編
  • アヴァが2008年5月1日に公開した60分の1本

「猟奇荘奇譚1」の実際のシーンをチェック

「猟奇荘奇譚1」で特に注目したい3シーン

  1. 1 道具を持ち替えず、一条の縄だけで責め切る緊縛の組み立て
  2. 2 痛みに耐える顔ではなく、泣きながら緩んでいく顔を撮りにいく方向
  3. 3 秘書課という体裁が剥がれ、秘められた情熱が出てくるまでの落差
  4. 4 「吠え尻」の名のとおり、第二話の焦点が尻に寄せられていくこと

緊縛の乱れ泣きと、立場が崩れていく展開の両方に触れたい方は、配信ページで収録内容を確かめてみてください。

「猟奇荘奇譚1」のユーザー評価と総合レビュー

アヴァ制作の「猟奇荘奇譚1」について、各項目を評価しました。

泣きと情緒 ★★★★☆
総合満足度 ★★★☆☆
緊縛の見せ方 ★★★★☆
責めの過激さ ★★☆☆☆
1話あたりの尺 ★★☆☆☆

60分に2話を収めた、短篇集型のSM作品です。1つの筋を長く煮詰めるのではなく、縄の話と立場が崩れる話を並べて見せる作りなので、テンポは軽めに感じられると思います。

刺さるのは、緊縛そのものの掛け方と締め方を見たい人、泣き顔や崩れていく反応を重視する人、そして秘書やOLといった肩書きが剥がれていく展開を好む人でしょう。

向かないのは、1人の出演者を1本かけてじっくり追いたい人、道具を次々に持ち替える多彩な責めを期待する人、それとハードな苦痛表現を求める人です。作品の力点は責めの過激さより、泣きと情熱という情緒側に置かれています。

【SM】同ジャンル作品と「猟奇荘奇譚1」の違い

緊縛の見せ方
4/5 一条の縄の掛け方と締め方だけで責め切る
泣きと情緒
4/5 乱れ泣き・淫ら泣きという反応に力点を置く
責めの過激さ
2/5 苦痛の強度より情緒側に寄せた作り
1話あたりの尺
2/5 60分に2話を収めた短篇集型

「猟奇荘奇譚1」の購入前によく聞かれること

Q 緊縛そのものをじっくり見られるSM作品を探しています
A 第一話「淫縄はぐれ念仏」が該当します。愛と欲のすべてを一条の縄に託す、と説明されているとおり、道具を次々に持ち替えるのではなく縄の掛け方と締め方だけで責め切る組み立てです。緊縛の技法側を見たい場合に噛み合います。
Q OLや秘書といった設定の話も入っていますか
A 第二話「牝の吠え尻」がそれにあたります。某一流企業の秘書課に勤めるOLという設定で、きちんとした立場の内側に秘められた情熱があった、という筋立てです。肩書きが剥がれていく落差を見せる話になっています。
Q 苦痛の強いハードな責めが中心の作品ですか
A そこが中心ではありません。作品の力点は責めの過激さより、乱れ泣き・淫ら泣きと表現される反応や、秘められた情熱という情緒側に置かれています。強度の高い苦痛表現を目的に探している場合は、想定と違う可能性があります。

「猟奇荘奇譚1」は結局どうだったか — レビュアー総評

第一話「淫縄はぐれ念仏」は、縄が主役です。作品の説明にあるとおり「愛と欲の全てを一条の縄に託す」という組み立てで、道具を次々に持ち替えて刺激を足していく方向ではありません。一条の縄の掛け方と締め方だけで責め切る、緊縛ものとしては素直な作りといえます。

その縄が引き出すのが、乱れ泣き・淫ら泣きと表現される反応です。痛みに耐える顔ではなく、泣きながら緩んでいく顔を撮りにいく。タイトルの「はぐれ念仏」という言い回しが示すとおり、うわごとのように崩れていく状態が見せ場に据えられています。

第二話「牝の吠え尻」は打って変わって、日常の側から入ります。某一流企業の秘書課に勤めるOLという設定で、きちんとした立場にある人物の内側に「秘められた情熱」があった、という筋立てです。第一話が縄の技法を見せるなら、こちらは肩書きと本性のギャップを見せる話になります。

タイトルにある「吠え尻」が示すとおり、後半の焦点は尻に置かれます。秘書という体裁が剥がれていく過程と、剥がれた先で出てくる反応——2話それぞれで責めの入り口が違うので、1本の中で緊縛SMと変身譚の両方に触れられる構成です。

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