従僕通信 No.18
前々作でスカトロジックオナニーという性生活を告白し、それに続く回で進行性倒錯願望の深層、崩壊的な被虐性向を露呈したという経緯があり、本作はその全貌を伝える続編にあたる。制作はアヴァ、収録は90分。
恐怖に興奮するという倒錯が主題で、いつ果てるとも知れぬ連続、とどまることを知らぬ深み高み、という言い方で、行き着く先のない進行そのものが扱われている。単発の企画ではなく、経過を追う形式の作品である。
「従僕通信 No.18」の基本情報
- タイトル
- 従僕通信 No.18
- 配信日
- 2008年05月01日
- メーカー
- アヴァ
- ジャンル
- SM
従僕通信 No.18の強みは以下の3点です。
- 前々作からの経過が前提になっており、シリーズとして読むほど厚みが出る
- 恐怖が快感の入り口になるという心理の側を主題に据えている
- 仮名と年齢を示す告白ドキュメントの体裁で、単発の企画ものとは組み立てが違う
こんな人におすすめ:真性マゾを扱ったSM作品を探している人、恐怖に興奮する倒錯に惹かれる人、シリーズとして経過を追う形式が好みの人、前々作のスカトロジックオナニーの告白を知っている人
「従僕通信 No.18」を観る前に知っておきたいポイント
- 前々作の告白、次作での露呈、本作での全貌という三段構成の続編にあたり、経過を追う形式になっている
- 恐怖そのものが快感の入り口になっているという倒錯が主題に据えられている
- その被虐性向のエスカレートは恐怖ですらある、と責める側にとっても計りかねる領域として書かれている
- いつ果てるとも知れぬ連続、という表現のとおり、区切りのある段取りではなく進行し続ける形が想定される
- 仮名と年齢を示す告白ドキュメントの体裁を取り、単発の企画ものとは組み立てが異なる
「従僕通信 No.18」の実際のシーンをチェック
「従僕通信 No.18」で特に注目したい3シーン
- 1 前々作でスカトロジックオナニーを告白した経緯を踏まえた導入
- 2 崩壊的な被虐性向と呼ばれる領域が全貌として示されていく本編
- 3 恐怖が興奮へ変わる瞬間を扱った場面
- 4 とどまることを知らない進行が90分続く終盤
一人の被虐性向がどこまで進むのかを追う90分です。シリーズの空気が自分に合うか、サンプル映像で確かめてみてください。
あわせて読みたい作品
「従僕通信 No.18」のユーザー評価と総合レビュー
アヴァ制作の「従僕通信 No.18」について、各項目を評価しました。
一人の被虐性向を継続して追う形式に価値を見出すなら、この作品は珍しい部類に入る。単発で完結する企画ものと違い、前々作からの経過が前提になっているため、シリーズとして読むほど厚みが出る。仮名で年齢まで示す告白ドキュメントの体裁も、この系統ならではの作りだ。
刺さるのは、恐怖と興奮が結びつく倒錯を扱った作品を探している人。痛みや道具の派手さより、心理の側の進行を見たい向きに合う。それから、スカトロジックオナニーという前々作の告白を踏まえて、その先を知りたい人にも当然向く。90分で980円という価格帯なので、シリーズを追う入り口として選びやすい。
向かないのは、場面構成やプレイの種類を確かめてから買いたい人。作品説明は心理の側の言葉が中心で、どの責めがどの順で入るかは公開されていない。派手な道具責めや、はっきりした山場のある構成を求めている場合も方向が違う。ここで扱われているのは、区切りのない進行そのものである。前作までを見ていない状態でも見られる作りではあるが、経緯が前提として語られる以上、シリーズの流れを知っているほうが 得られるものは多い。
【SM】同ジャンル作品と「従僕通信 No.18」の違い
「従僕通信 No.18」の購入前によく聞かれること
Q シリーズものとのことですが、前の作品を見ていなくても大丈夫ですか。
Q どんなプレイが入っているのか知りたいのですが。
Q 出演しているのはどんな人ですか。
「従僕通信 No.18」は結局どうだったか — レビュアー総評
この作品の構造で最初に押さえておくべきなのは、本編が三本目にあたるという点だ。前々作でスカトロジックオナニーの告白があり、次の回でその深層である崩壊的な被虐性向が露呈し、本作はその全貌を伝える続編として置かれている。告白、露呈、全貌という三段の並びになっているので、扱われるのは新しい出来事というより、すでに現れたものの深さを測り直す時間である。
主題として繰り返し出てくるのが、恐怖に興奮するという倒錯だ。痛みや羞恥に興奮するのではなく、恐怖そのものが快感の入り口になっているという説明で、その被虐性向のエスカレートは恐怖ですらある、と書かれている。責める側にとっても計りかねる領域に入っているという書き方であり、進行が制御されていないことがそのまま見せ場になっている。
いつ果てるとも知れぬ連続、とどまることを知らぬ深み高み、という表現が示すのは、区切りのある構成ではないということだ。ひとつの責めが終わって次へ、という段取りではなく、同じ方向へ進み続けて終わりが見えなくなる形が想定される。90分という尺は、その連続を体感させるために使われていると読める。
なお、具体的にどの責めがどの順で入るかまでは作品説明に示されていない。前々作の告白がスカトロジックオナニーであったこと、シリーズがSMに分類されていることが手がかりになるが、場面ごとの内訳で選ぶ作品ではなく、一人の倒錯の進行を追う記録として選ぶ作品である。
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