和歌山ニャン2倶楽部の傑作選 ○撮マニア博覧会
一つの企画を撮り下ろしたのではなく、全国から寄せられた投稿映像の中から選んで編集したという体裁で、素材の出どころが一箇所ではないことが最初に示される。軸に据えられているのは生ツバごっくんだ。
この一点で素材が選ばれているため、傑作選という言葉が示す通り、量の中から条件に合うものだけを抜き出した形になっている。何でも詰め込んだ寄せ集めではなく、選別の基準が明示されている点が本作の性格を決めている。
投稿という体裁も構成に影響している。撮る側が同一人物ではないため、画角も距離も撮影の腕も揃わない。
この不揃いさが編集で均されるのではなく、そのまま並べられている。統一感のなさが本作では欠点ではなく、集めたものであることの証拠として働く仕組みだ。
映像に加えて裏ネタ情報が載ると説明されている。映像だけで構成するのではなく、情報の側も商品の一部として扱う作りで、この種の企画ものに共通する形式になる。
永久保存版という言い方が使われているのは、単発ではなく蓄積から選んだという意味だ。カテゴリはのぞき。
収録は57分。2008年12月の作品になる。
「和歌山ニャン2倶楽部の傑作選 ○撮マニア…」の基本情報
- タイトル
- 和歌山ニャン2倶楽部の傑作選 ○撮マニア博覧会
- 配信日
- 2008年12月04日
- メーカー
- 鱗太朗商店
- ジャンル
- のぞき
和歌山ニャン2倶楽部の傑作選 ○撮マニア博覧会の強みは以下の4点です。
- 選別の基準を一点に絞った明快さ
- 不揃いさを均さずに並べる判断
- 近い素材と遠い素材を交互に置く並び
- 情報を区切りに挟んで調子を変える構成
こんな人におすすめ:投稿映像の集合という形式を好む人、生ツバごっくんという軸で選ばれた素材を求める人、どこから見ても入れる作りを重視する人
「和歌山ニャン2倶楽部の傑作選 ○撮マニア…」を観る前に知っておきたいポイント
- 撮り下ろしではなく全国から集まった投稿映像から選ぶ、傑作選という形式
- 生ツバごっくんという一点を選別の基準として明示している点
- 画角も距離も腕も揃わない不揃いさを、編集で均さずそのまま並べる判断
- 近い素材と遠い素材が交互に来ることで単調さを避ける並び方
- 裏ネタ情報を区切りとして挟み、57分の調子を変える構成
「和歌山ニャン2倶楽部の傑作選 ○撮マニア…」の実際のシーンをチェック
「和歌山ニャン2倶楽部の傑作選 ○撮マニア…」で特に注目したい3シーン
- 1 導入の説明を置かず一本目から始まる作り
- 2 素材が変わっても共通する、生ツバごっくんの核となる場面
- 3 細部が見える近い素材と、状況が分かる遠い素材の振れ幅
- 4 整えられた映像と揺れが残る映像が混ざって並ぶ質感
選ばれた素材が並ぶ57分を確かめてみてください。
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選別で成り立っている作品だ。撮り下ろしではなく集めたものから選ぶという形式のため、企画の良し悪しではなく選ぶ目の良し悪しが問われる。
生ツバごっくんという一点を軸に据えたことで基準がはっきりしており、何でも詰め込んだ寄せ集めにはなっていない。傑作選という言葉に一応の裏付けがある。
不揃いさをそのまま並べた判断も、この種の作品では正しい。撮る側が同一人物ではないため画角も距離も腕も揃わないが、それを編集で均していない。
近い素材と遠い素材が交互に来ることで、細部が見える映像と状況が分かる映像が交互に並び、単調さが避けられている。統一感のなさが、集めたものであることの証拠として働いている。
57分という尺も、この形式に合っている。物語の進行がなく素材を並べるだけの構成では、長すぎると後半の密度が落ちる。
区切りとして裏ネタ情報を挟み、調子を変える箇所を作っている点も、続けて見る際の負担を軽くしている。どこから見ても入れる作りで、通して見る前提を置いていない。
弱点は素材の質のばらつきだ。整えられた映像だけでなく揺れが残るものも収録されており、鮮明さや安定を求めると当たり外れが出る。
撮影は2008年以前のものが中心で、機材の水準も素材ごとに違う。一本ごとの尺も短く、じっくり一つの状況を追う作りにはなっていない。
物語や人物の掘り下げは一切ない。素材の集合であるため、誰が写っているのか、どういう状況なのかという説明は最小限で、文脈を追いたい向きには不足する。
傑作選という性質上、シリーズの他の巻と内容が重なる可能性もある。投稿映像の集合という形式を好む人、生ツバごっくんという軸で選ばれた素材を求める人、どこから見ても入れる作りを重視する人には向く。
一つの状況を長く追いたい人、映像の質が揃っていることを求める人、物語や文脈を必要とする人には向かない。
【のぞき】同ジャンル作品と「和歌山ニャン2倶楽部の傑作選 ○撮マニア…」の違い
「和歌山ニャン2倶楽部の傑作選 ○撮マニア…」の購入前によく聞かれること
Q 傑作選というのは何を指していますか?
Q 映像の質は揃っていますか?
Q これは実際に隠し撮りされた映像ですか?
「和歌山ニャン2倶楽部の傑作選 ○撮マニア…」は結局どうだったか — レビュアー総評
一本目から入る。導入の説明が長く置かれることはなく、素材そのものが最初から始まる。
傑作選という体裁のため、選ばれた理由がある映像だけが並ぶ構造で、間延びした部分が省かれているのが特徴になる。生ツバごっくんの段が繰り返し現れる。
軸に据えられている要素であるため、素材が変わっても核になる場面は共通している。同じ条件で撮られていない映像が同じ核を持つことで、撮り方の違いだけが浮かび上がる形になる。
撮る位置の差が出る。素材ごとに距離が違い、近いものと遠いものが交互に来る。
近い素材は細部が見える代わりに画角が狭く、遠い素材は状況が分かる代わりに細部が落ちる。この振れ幅そのものが、集めたものであることを示す情報になっている。
撮影の腕の差も並ぶ。安定して押さえられている素材と、揺れが残る素材が混ざる。
整えられた映像だけを見せるのではなく、そうでないものも収録されている点が、投稿という体裁と噛み合っている。裏ネタ情報が挟まれる。
映像の合間に情報の側が入り、続けて見る際の区切りとして機能する。57分という尺の中で調子を変える役割を担っている段だ。
終盤まで同じ構成が続く。物語としての進行はなく、素材を並べていく形で閉じる。
どこから見ても入れる作りで、通して見る前提の作品ではない。
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