喉頭の唸り声と喘ぎ声の狭間に
出演は穂波さやか、メーカーはGENKI、収録は75分。公式の紹介文は「日本に比べて海外は、首吊りのファンが多い」という書き出しから始まり、私刑の記憶が色濃く残っているからだろうかと続きます。
その苦しむ様をハンドフリーでじっくり眺めるのが好きなようだ、という一文が、そのまま本作の撮り方になっています。題材が題材なので先に書いておくと、これはあくまで作り込まれた設定のフィクションで、演者と撮影側の管理のもとで撮られた演出です。
画面の中だけで完結するものとして見てください。
「喉頭の唸り声と喘ぎ声の狭間に」の基本情報
- タイトル
- 喉頭の唸り声と喘ぎ声の狭間に
- 出演
- 穂波さやか
- 配信日
- 2014年02月06日
- メーカー
- GENKI
- ジャンル
- SM
喉頭の唸り声と喘ぎ声の狭間にの強みは以下の3点です。
- 吊りを簡易的なものと本格的なものの二種類入れ、違いを見比べられる形にしている
- 半窒息で揺れる時間を削らずに残し、眺めるという行為そのものに尺を使っている
- 紹介文が海外の愛好者の見方を明示しており、どういう目で撮られた作品かが最初から分かる
こんな人におすすめ:首絞めよりも首吊りそのものを見たい人、麻縄と即席ロープで締まり方がどう変わるかを見比べたい人、唸り声と喘ぎ声の境目にある音と表情に価値を感じる人、手出しをせず眺める構図のSMを求めている人、攻め手の数より一つの状態を長く見せる作りを好む人
「喉頭の唸り声と喘ぎ声の狭間に」を観る前に知っておきたいポイント
- 首絞めは「もちろんのこと」という扱いで、力が入っているのは首吊りのほう。紹介文の構成自体が吊りを主役に置いています
- 吊りが二種類あります。ロープを引っ掛けただけの簡易的なものと、麻縄を使った本格的なもの。同じ吊りでも食い込み方が変わります
- 半窒息状態でフラフラと揺れる裸体を眺める時間に尺が使われています。攻め手を次々変えていくタイプの構成ではありません
- タイトルの通り、唸り声と喘ぎ声が混ざって区別のつかなくなる音域が中心に置かれています。表情と声で見る作品です
- 首吊りという題材はあくまで作り込まれた設定のフィクション。GENKIのSM作品として75分の尺で、演者と撮影側の管理のもとに撮られています
「喉頭の唸り声と喘ぎ声の狭間に」の実際のシーンをチェック
「喉頭の唸り声と喘ぎ声の狭間に」で特に注目したい3シーン
- 1 手で締めているときと、吊られて手が離れたときとで、穂波さやかの呼吸の出方が変わっていくところ
- 2 ロープを引っ掛けただけの簡易的な吊りで、支えのなさが体にそのまま出てしまう瞬間
- 3 麻縄に持ち替えたあと、縄の面が首に当たって締まり方の質そのものが変わるところ
- 4 半窒息でフラフラと揺れている、誰も手を出していない時間がそのまま画面に残っているところ
ロープの簡易的な吊りと麻縄の本格的な吊り、半窒息で揺れる75分をサンプルで確かめてみてください。
あわせて読みたい作品
「喉頭の唸り声と喘ぎ声の狭間に」のユーザー評価と総合レビュー
GENKI制作の「喉頭の唸り声と喘ぎ声の狭間に」について、各項目を評価しました。
首絞めものとして買うか、首吊りものとして買うかで評価が割れる作品だと思います。紹介文が「従来の首絞めはもちろんのこと」と書いている通り、首絞めは前提であって売りではありません。
力を入れているのは明確に吊りのほうで、しかも簡易的なものと本格的なものを両方入れて「あなたはとっちが好みですか?」と最後に読者へ問いを投げています。つまり作り手自身が、吊り方の違いを見比べる作品として提示している。
ここに乗れるかどうかが分かれ目です。刺さるのは、締まっている最中の音と表情に価値を感じる人、緊縛の道具としての麻縄と即席のロープの差を見たい人、そして苦しむ様子を手出しせずに眺める構図を求めている人。
半窒息で揺れている、いわば何も起きていない時間を長く取る作りなので、その静けさを味わえる人ほど噛み合います。向かないのは、挿入や絡みまで進む展開を期待している人、鞭や蝋燭のように攻め手が次々変わっていくSMを求めている人、そして首を絞める・吊るという行為そのものに抵抗がある人。
2014年2月公開でGENKIのSM作品としては古い部類に入り、画質や撮影の作りは当時のものです。繰り返しになりますが、全編が演出として組まれたフィクションであり、真似のできる類いのものではありません。
【SM】同ジャンル作品と「喉頭の唸り声と喘ぎ声の狭間に」の違い
首絞めを前提に置いたうえで、ロープの簡易的な吊りと麻縄の本格的な吊りを並べ、半窒息で揺れる時間に尺を使ったGENKIのSM作品。攻め手の数ではなく、吊り方の違いと締まったあとの静けさで見せる75分。
「喉頭の唸り声と喘ぎ声の狭間に」の購入前によく聞かれること
Q 首絞めよりも首吊りをしっかり見せてくれる作品を探しています
Q 麻縄を使った緊縛寄りの首吊りはありますか
Q 半窒息で意識が飛びかけている状態をじっくり眺めたいタイプです
「喉頭の唸り声と喘ぎ声の狭間に」は結局どうだったか — レビュアー総評
紹介文が示す並びは、従来型の首絞めから始まり、そこから首吊りへ進んでいく順序です。まず手で直接喉に触れる首絞めがあり、これは本作にとって前提のような位置付けとして「もちろんのこと」と書かれています。
次に来るのがロープを引っ掛けての簡易的な首吊り。道具としては最小限で、吊るという形だけが成立している段階です。
そして最後に麻縄を使った本格的な首吊りへ移ります。同じ「吊る」でも、引っ掛けただけのロープと組んだ麻縄とでは、体を支える面積も食い込み方も変わってきます。
タイトルの『喉頭の唸り声と喘ぎ声の狭間に』が言っているのはこの中間地帯で、締まって出る唸りと、感じて出る喘ぎが混ざって区別がつかなくなる音域のことです。そこから先が半窒息状態で、フラフラと揺れる裸体を眺めるという時間になります。
手で押さえ込む首絞めと違って、吊りは手を離せるぶん撮る側も見る側も何もせずに眺めていられる。紹介文の言うハンドフリーはそういう意味で、本作はその眺める時間そのものに尺を使っています。
締める、吊る、揺れる。この三段が75分の骨格です。
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